医者に騙されないために 盟友からの特別寄稿

始めに

食道ガンと宣告されたのがまさしく前厄の41歳。その手術規模の大きさに慄き、とてつもなく低い生存率に嘆息してから2年半が経過した。インターネットを通じてさまざまなガン患者の方々と接する事となり、それなりにアドバイスをさせて頂いたり、場合によっては病院にも同行させて頂くなどできる事はやってきたつもりだ。しかし、その度ごとに医者の知識不足、不遜な態度、そして何より患者側の妙な心理、「診て頂いている」と言う意識が障害になり、ベストの選択に行き着かないケースも多々あった。
構造改革がさけばれ、日本中が改革の必要性を痛感している中、どうやら官僚と医者の世界だけは完全に取り残されているようだ。
そこで、現在の医療をとりまく状況を勘案しつつ、医者に騙されずに、ベストの治療法を選択するノウハウをささやかながら公開させていただこうと思う。基本的に食道ガンの患者の方のお役に立てるように組み立てたが、他のガン患者の方々がドクターとやり取りする場合の参考にも十分なると考えている。
私に関しましては放射線化学併用療法にて救われてから2年半が経過し再発の兆しはなく、ほぼ完治という状態にある。昨年11月にはニューヨークマラソンを4時間14分で完走、しばらく放射線の後遺症と思われる呼吸の苦しさ(日常生活は問題なく、マラソンのときのみ)を抱えつつも、30歳台と変わらぬタイムを叩き出した。(因みにかの郷ひろみ氏は4時間30分でおととし完走している) 今までと全く変わらぬ日常生活を取り戻したという満足感は何事にも変えがたい。ニューヨークでは連日400g以上のプライムリブステーキを満喫、食道が残っていて本当によかったと痛感する日々である。私とて今後の事は全くよく分からない。しかし、この放射線化学併用療法という選択により大変充実した日々を取り戻せた事も事実である。是非皆様にも慎重な治療法の決断をして頂きたいと思っている。

1. 医者を選ぶ事

何故か、医者は選べない、あるいは選んではいけないものと考えている方がとても多い。うまいラーメン屋の行列には1時間並ぶのは平気だったり、おいしいレストランを求めて、日本全国走り回る人たちはたくさんいるし、あそこのパスタは上手いが肉を焼かせたら最悪だ、などとイタリアンレストランを評価するような国際派の方も、こと医者に関しては「お任せ」と言う方が非常に多い。特にガン患者の方は皆様の命がかかっているのであり、レストランの選択などよりよほど慎重に「シェフ」を選ぶ必要があると思われませんか?いや、そうは思うが、医者に嫌われると困るし、なにせやっとの思いで○○大学病院の××教授に見てもらっているのだから、これよりベストの選択はありえない、などとおっしゃる方も多くおられる。彼らは大学病院というとても官僚的な世界で生き残ってきたサバイバーであり、政治的手腕についてそのノウハウをご教授願うなら私も考えなくもないが、医学的にはおそらく、最新の論文は10年前のものが最後だろうし、最新の英文の論文などに目を通されているとは到底思えない。某料理の鉄人の店が名前だけだった、なんてことはよくお分かりの方でもこと医者となると肩書きだけで人を信じてしまわれる。

本当に信頼できる医者はまさに貴方がこれから戦うパートナーであり、その意味では1人1人相性もあるだろうし、万人にベストと言うドクターはいないだろう。ただ、この医者を選ぶと言う段階からすでに努力を放棄されてしまう方が多いのが非常に残念である。

始めにかかった医者が最新のガン治療法に通じていない可能性はとても大きい。今の制度では一度国家試験を通ってしまえばその後何もしていなくても医者は医者であり、そのあたりを確認し確かめるべきだし、本当に最新の知識を取得する努力をしていることは本来であればまずはABCのAであるにもかかわらず、医師の世界は実際はそうなっていないのだ。更にその上で、相性がよいのか、きちんと納得のできる説明をする力ややる気があるのかなどを総合的にチェックして、その上で主治医を決断すればよいことである。結局最初の医者に戻る事もあるだろう。ただ、比較検討するということは何事にも必要で、スーパーで野菜を買うより、命がかかっているのだから余計慎重に時間をかけて決断する必要があることを申し上げておきたい。有名大学付属病院がとんでもない医療ミスを犯している事が最近表ざたになってきたが(内部の人々によればそういうことは日常的におきてきたが、患者が表立って訴えなかったので表面化しなかっただけという関係者は多い)、そういう点からもブランドで決めては危険極まりないということは分かって頂けると思う。さらに言えばガン治療においては最初の治療がとてつもなく大事なのだ。この最初の治療を間違えてしまい、再発するケースが多々あり、逆にいえば最初から正しい治療をうけていれば助かる可能性はかなり高いのだ。すべてをそのせいにはできまいが、やはり医師にとって、ガン患者というものは死んでしまっても仕方なかったと言い訳しやすい存在で、特に手術規模の大きい食道ガンの患者さんは実験的医療の犠牲になり易いということをまず承知されておくべきである。私が入院していた国立がんセンター東病院にはこの種の患者がごろごろしており、はじめから国立がんセンター東病院や中央病院にかかっていれば100%治ったであろう患者さんも沢山おられた。特に地方の総合病院は要注意である。ある食道ガンの患者さんの例で、九州の然るべき総合病院で食道ガンがみつかり、当然のことながら手術と言われた方がいる。私の所にやってきてステージ0なので十分内視鏡でとれるはずだから、東京のがんセンターでセカンドオピニオンをおとりになって、そのオピニオンを元のドクターにぶつけた所、「そのデータはいんちきだ。手術をして食道をとらないかぎり、食道ガンは治らない。いままで内視鏡でやった患者はすべて死んでいる。」といわれ、「それではこちらでは何人の方が内視鏡で手術をされて、どのステージの方がどのくらいの期間でなくなっているのかデータをだしてくれ」と私がいったところ、実はその病院では食道ガンの内視鏡手術の執行例はゼロ!!で、そのドクター自身(外科医) 一度も内視鏡手術の経験が無い事が判明したのだ。やったこともないくせに、こういうことを言うドクターは決して少数では無い。
私自身いろいろな方と病院を訪問したがこういう医者の方が多いと思って頂いた方がよいだろう。まして、放射線化学併用療法となれば、ますます実際の経験者は少なくなる。相手は不機嫌になるだろうが、それではあなたは実際に放射線化学併用療法や内視鏡手術の経験しているのかと言う点は必ずチェックしてもらいたい。
どうやって選ぶ?
医者選びの重要性は分かっていただけたと思う。次にどういう医者を選ぶのが良いかということであるが、とにもかくにも貴方のどんなクダラナイ質問にもきちんと答えてくれると言う、真摯な気持ちがあるかどうか、ということが大事である。少なくとも、貴方は私に任せておきなさい、という態度でこられたなら、その医者からは即刻離れる事をお勧めする。命がいくつあっても足りない。私は経済の専門家でそれなりにわかっているつもりでも明日の為替レートがいくらかなど当てる事は到底できない。なぜなら、経済学は自然科学ではなく、地球が崩れても存在しつづける定理など存在しないからだ。その意味では全く物理学とは事情が異なる。
医学、さらにはガン治療はこのレベルにさえ達していないと考えていただいて構わない。万人があたかも自然科学のように100%覆しえぬ定理のような治療法は少なくともがん治療には存在しない。かぜを治せますか? 水虫を治せるんですか? 現代医学で。ごくごく初期の一部のガンには確かに100%近く抗ガン剤や手術で確率的には治るというデータのあるものもあるが、それとて、メカニズムが100%わかって治っているわけではなくたまたまなのだ。まして大部分のガンは治療法が確立していない事が問題なのであって、アメリカなどでは基本的に20世紀のガン治療の方向性は完全に誤ったのではないか、などと言う反省まで出てくる始末だ。すなわち、世界中のどの医者もこれがベストだ、これ以外ありえないと言う治療法は残念ながら持ち合わせていない。にもかかわらず、手術しかないと断言する医者が大変多いのが日本の現状なのである。アメリカではまた別の問題もあるのだが、ことガンに対しては手術はあくまで選択肢のひとつでしかない。特に大変な侵襲がおこる食道ガンの場合、手術と言う選択肢しかないというのは、故障した車はすべて廃車しろと言っているのに等しい。ガンの場合、100%の治療法はありえず、だからこそ、これだけの予算をつぎ込んで世界中が抗ガン剤の開発に努力をしているわけで、常に最新の情報をチェックしつつ貴方が選びうる選択肢を提示すると言う事が必要最低限なファクターである。従ってこれができない医者とは即刻縁をおきりになった方がいい。
さらに繰り返しになるが最新の論文にきちんと目を通しているかどうかもチェックした方がいい。インターネットのおかげで、世界中の一流の医学論文は誰でも入手できる。例えば食道ガンで最新の論文を10位程度検索して、それに関する質問をぶつけて見られたらよろしい。あるいは読んでいるか、はっきり聞かれてもいいと思う。これら英文の!論文に目を通していない医者は何も勉強していないし、少なくとも貴方のガンについては素人だと言う事がそれではっきりする。私が知っている食道ガンについてお任せできると思われるドクターがこれらの論文を読んでいない事は100%無い。むしろ、懇切丁寧に説明までしてくれる。どんな仕事でも日夜自分の仕事のために時間をさいて、最新の情報を入手したりするのは皆さん、ご自分の仕事だったら、当たりまえではないだろうか?
最新のパリコレの状況を知らないデザイナーは駆逐されるはずだが、しかし、医者の世界はこれが恐竜のように生き残りうると言う事をご存知であるべきだ。そしてやはりその医者の人格もよくよく見られた方がいいだろう。何処かの放射線科の教授のように愛人の一人くらい、という方もおられたが、特に女性の患者さんの場合そういう医者は避けたい気持ちもあるだろうし、事実女性蔑視の医者は現実にかなり存在しているので、女性に対してもきちんと接する事ができるかどうかは重要なファクターだと思う。私の同期にも本当に金儲けのために医者になったと豪語しているものまでいるが、某有名国立大学の付属病院で外来をとっていることを申し上げておく。
まとめると、
1) 患者のあらゆる質問に真摯に答えているか。またその能力があるか。
2) きちんと治療の選択肢とそのおのおのの特徴、長所短所をきちんと説明する能力があるか。また、患者が納得いくまで付き合おうと言う意思があるか。
3) 最新の英文の論文を読むなど、きちんと勉強しているか。
4) 人格。しいて言えばあなたとの相性。
こうして書くとどれも当たり前のことのようなのだが、どういう訳かこと医者のことになるとこの辺が怪しくなる方が多いので、あえて申し上げておく。
2. なぜ切りたがるのか?
特に食道ガンの方は手術の規模がおそらく考えうる臓器手術の中で最大限に大きいため、手術には慎重になられる必要がある。しかし、逆に規模が大きいため、外科医にとっては大変チャレンジングでやりたくてしかたない手術のひとつのようで、逆説的だが程度が軽ければ軽いほど、切りたがる傾向にある。考えてみれば当たり前なのだが、その方が助かる確立が高く、手術の有利性や医師本人の技術の優位性を認めやすくさせられるわけで、手術の生存率がかなり脚色されていると言う慶応の近藤医師の指摘のあるところでもある。もちろん放射線化学併用療法が手術に取って代わりうる最大の方法であるが、特に食道ガンで用いる放射線化学併用療法は、末期の患者に使うものだと思っている医師や病院も多く、実際には手術不可能と判断されて使われるケースが非常に多く(だから、末期ガンの治療法だと思っている不勉強な医者は多い)、データ的にはきわめて不利なはずだが、すでに3年生存率では全く変わらない結果がでてきている。にもかかわらず、まだ手術を勧める医者が大多数だろう。一つには間違いなく勉強不足。2つ目には病院内での診療科目における力関係である。日本の医学界は外科が頂点になっているのだ。どこの病院でもヒエラルキーのトップは外科であり、内科ならともかくも放射線科となるともうゴミ扱いである。その意味でははなからフラットな戦いにはなっておらず、病院内で適切なディスカッションがなされているなどどいっていても、会議の中身はおしてしるべし。放射線科医も人の子、出世を望むならばヒエラルキーのトップには逆らえない。本当に反抗すると慶応の近藤医師のようになるのだ。すでに50歳を過ぎてあれだけの業績をあげながら講師にしかなれないのだ。未だに助教授ですらないというのはとんでもない茶番である。余談だが慶応病院のドクターに近藤先生に紹介状を書いてくれ、というとそれだけはイヤだと言われるのだ。係わる事自体ご本人の出世に響くわけである。出世と言う事を考えるならとんでもない不利を得ていてもなおかつ、発言を繰り返される近藤医師はその意味では流石である。ご本人は書けないだろうから、あえてここで書かせて頂く。つまり、外科以外の領域、特に放射線科ははなから横綱と十両の勝負である。放射線科の先生はお怒りになるかもしれないが、現実であり、反論があるならいつでもお受けする。
3. 医者とのディスカッション

さて、最適な医者が見つかればあまり苦労しない事ではあるが、あれよあれよというまに手術と言われてしまい、どんどん検査の予定が入ってしまい、結局断りきれなかったなどという方も多々おられた。また、本当にこの医者が自分にとってよい医師かどうか確認しようにも何を話していいか分からないと言うケースもある。よりよい治療法を選択するためには医師とのディスカッションがどうしても不可欠であるが、先方は専門用語をふりかざし、間違いありません、などと断言されるものだから、一般の患者はそれを信じるしかない、と思われてしまうが、ここは非常に大事なポイントである。すなわち医者を選んで、かつ、治療法を選択しなければならないのだ。
従って、俗にムンテラ、などと、いまだにわざとらしいドイツ語で呼ばれる治療方針説明で丸め込まれないノウハウを身に付ける必要がある。

まず、白衣を着た医者に5-6人押しかけられて狭い会議室で黒板に食道の絵などを書きながら、こことここを切ればOKです、などと簡単に言われるケースが殆どである。科学的にも手術の方が再発が少ない、などとのたまうのは日常茶飯事、何の裏づけも無い事は申し上げている通りである。今やインターネットでいくらでも最新かつ信頼性の高い医学雑誌の論文は手に入る時代であると先に書いた通りで、論文を入手しよく勉強された上で相手の医者の技量を確かめるくらいのことは必要と思われる。その程度ができていないと言う事はオムレツが作れないフレンチのシェフの料理を食べるようなものなので即刻移られるべし。 さらに白衣を着てムンテラに来るな、ということも申し上げられたらよろしいと思う。白衣ほどなにやら威圧感を与えるものはなく、事実アメリカでは治療方針を決める際には白衣を着て来るな、とうるさく指導しているくらいである。日本ではこれは要求しても無理なので、こちらから要求した方がよい。まさか、Tシャツでは来ないだろうがスーツで来てもらって方がよほど安心して冷静に話ができる事を申し上げておきたい。こういう環境作りがまず大事である。
常に医者の手術への誘導には耐えなければ冷静な判断はできないのは繰り返し申し上げた通りで、少しでもおかしい、と思った場合には証明に耐えうる科学的データを示せ、という一言が切り札になる。そういうデータは実は存在しないのだ、にもかかわらず、手術が優れていると断言する医者が多いと言う事で、繰り返すが、すべてを検討した上で手術を選択するのは決して間違いではない。ただ、判断するデータが不足していたのにただ、言うなりになって手術を受けて死んだのでは後悔するでしょうと申し上げているのだ。判断に耐えうる客観的データを示すのが医者の役割だと我々は考えている。少なくとも食道ガンには手術の方が優れていると言う医者がいたとすると、それはこの株は必ずあがります、 と根拠無く言っている証券マンと同じレベルだと申し上げたい。
4. 病院を移る事
これも大変多い質問のひとつで、病院は勝手に移れないと思われている方が多くおられる。基本的に病院はあなたの好きなだけ移れる。このホームページの主幹のようにいくらでも移れるし、また戻れる事をお忘れなきように申し上げたい。確かに、一度出て行った患者が戻ってきた場合、気分を悪くする医者もいるには違いない。しかし、あれこれ見て、やはり貴方のところが最高だ、といって戻ってくるわけだから、その医者本人にとっても実にやりがいのある状況とも言えるわけで、病院を移る事を恐れてはいけないのだ。更に貴方のガンは成長が早く、早くしないととんでもなく大きくなります、という医師の発言もとても多い。特にガン患者は1日たつことすら恐怖を覚える傾向があるし、まして医者にそう言われるといても立ってもいられなくなってしまう。しかし、近藤医師も指摘されている通り、細胞分裂のスピードから逆算するとガンが肉眼で確認できるような大きさになるにはそれこそ何年もかかっているわけであり、治療法を選択するための1-2ヶ月はまず、致命的にはならないのが通常である。快速ガンと脅かされたオミノ氏も結局1ヶ月以上病院選びに費やしているが初めの病院のデータから特に進行したと言う確たる証拠はなかったのだ。納得できる医師、病院がみつかるまで、とにかく時間をかけて遠慮せずに選ぶ事が大切である。
5. 放射線化学併用療法を選択してもなお!
放射線の効き方を知ろう!
放射線化学併用療法をめでたく(?)選びおおせても尚、壁があるケースが多いと言う事が分かってきた。これも主治医が外科医と言う点に問題がありそうなのであるが、30G程度かけた段階で、まだ消えていないからこのままでは消えないかもしれないのでここで手術に踏み切ったらどうか、という「手術勧誘」がきわめて多くなされているのだ。彼らはここまでかけてこの程度しか小さくなっていないからこれ以上かけても 「効果は期待できない」のでここで手術に踏み切るべきだ、という説得を患者に仕掛けるのだ。
しかし、これは医学部の学生向けの教科書にも載っているようなきわめて初歩的な事実を医者が認識していない、或いは知っているのに患者の不安心理をあおるために知らないふりをしていると言うことを指摘せざるを得ない。
放射線の効き方はいわゆる「コンベクスティー」である。すなわち横軸に放射線をかけた時間或いは総量をとり、縦軸にその効果をとった場合、その効果を表すグラフは右上がりの45度の直線ではないのだ。ずーっと横ばいを続けて最後の最後になって急に角度が上昇する。また60G終了してから尚、その効果は持続し、かけ終わってからもその効果曲線は上昇をするとされている。 つまり、30Gはおろか、標準最大の60Gをかけた時点でまだガンが消滅していなくてもその後の1-2ヶ月放射線の効果は持続するので、しばらくすれば消える可能性がかなりあるということである。60Gかけた直後に内視鏡で消えていないために手術にふみきらされた患者さんを多く知っているがこれは明らかな詐欺である。一例は、天仙液の看板とも言うべき関根さんは放射線治療途中で消えていなかったガンが天仙液で消えたと言う事で大宣伝をされているのだが、放射線の効果が1-2ヶ月たって出てきたと言うのが本当の所であって決して天仙液の効果ではないと私は考えている。
いずれにせよ、折角治療をはじめてもこうして外科手術に持ち込まれているケースが後を絶たないため、もし治療途中で手術を勧められたら、この放射線独特の時間効果の話を持ち出して頂きたい。もし主治医がそれを本当に知らないのなら、その病院は即刻変わるべきであろう。大部分の病院ではその事実は知っているけれど、患者には内緒にして騙すというのが現状と思われる。こちらが勉強していないと何事も騙されるのだ。
以上いろいろ思う所をそのまま書いてきた。ことほど左様に医学は発展途上であり、ましてガン治療ともなれば決定打がないというのが残念ながら現状なのだ。ということはどういう治療をするかということはおおいに患者自身にゆだねられるべきで、お任せしますという患者の態度にも問題あり、とする一部の指摘も間違っているとは言いがたいが、力関係を考えるなら絶対的権力をもっている医師の側がある程度ステップバックして譲るべきではないだろうか? すべての情報を包み隠さず提供した上で患者に判断を委ねるというスタイルの確立が一日も早く望まれる。少なくとも、俺に任せておけばいいから余計な事はいうなという、不遜な態度を取る医師については何らかの患者側からの評価がその医師の評価につながるようなシステムの確立が必要で、このあたりについては広く国民的議論の待たれる所であろう。