40歳、ステージI〜II、
食道ガンで良かった」叫んだ男のお話

特派員報告!第一回 00/09/04(Mon)

食道ガンステージI−II,と診断されてから、2000年6月末より化学放射線療法にて治療開始。既に60G の放射線照射は終了、すなわちこれ以上はかけられ無い訳だが(一般的には)、現在その後の化学療法のみの目的で、国立がんセンター東病院に3回目の入院中であります。治療全般に付いてもっと早く特派員報告をしていればよかったのですが、化学療法に付いても結構聞かれるので、中途半端ですが、気が付いたことをご報告したいと思います。
その前に一つだけ・・・今日発売のポストに乗っている柳美里の「命」の連載読んでますか?恋人の東由多加が、末期の食道ガンに侵され闘病生活の様子が同時並行で進んでいきます。彼は転移がひどく実験段階の抗がん剤治療へと進んでいく訳ですが、手術不可能の状況から出発し、放射線と抗がん剤にて(詳細は後述)とにかく食道ガンだけは制圧しています。問題は転移との戦いです。初期の食道ガン(III以上 のステージでも転移の無いもの)には、この治療が大変よく効くのです。
さて、こう言う病院と治療の様子をいくつかお伝えしましょう。ガン専門病院は一概に評判が悪いのですが、ここはアットホームでとてもいいところです。
1)  現在の治療
5FUの5日間連続投与。24時間点滴により投与する。9月1日から始めている。これに初日のみシスプラチンを加える。何れも体の表面積により投与量を定めている。私の場合、シスプラチンが、75ML・2HR,5FUが1500MG・24HRという量である。これらに、吐き気止めであるプリンペラン(毎日)、カイトリル(シスプラチン投与のときのみ)が加えられ、更に免疫剤のデカドロンが吐き気止めと共に加えられる。まさに薬漬けですね。これを看護婦さんがポンプの流量を監視しながら、24時間体制で続けていく訳です。患者はいたって暇な治療です。
2)  副作用
抗がん剤と言えば!! これです。まず吐き気。これはとても個人差が多いです。少なくとも私を含め、どうやら日ごろからかなりアルコールを飲みつけている人にはこの副作用は少ないもしれない。もう一つは徹底的な水分補給。これが生死の分かれ目のようだ。私は看護婦さんに飲みすぎだ!といわれるくらい日本茶を飲んだ。日本茶がいいらしいと言うのは我々の仲間内での口コミなのだが、どうやら吐き気に対しては一番効果的なようだ。なぜ、飲みすぎなどと言われるかというと、実はこの治療中我々は蓄尿と言って出てきたおしっこをすべて貯めていなければならないのだ。これは抗がん剤による腎臓のダメージをみたり、もともと腎機能が低い場合などをチェックするための作業なのだが我々の場合、お茶を飲めば飲むだけ出てしまうので、蓄尿袋を替える手間も増えてしまうので、「飲みすぎだ!」となる訳だ。ただ、何と言われようとも早く体外に追い出す ことが肝心に思える。
3)  吐き気止めの副作用
副作用の吐き気を止めるために飲んでいる吐き気止めで違う副作用が在るなんて!!でもあるんだなーこれが。 何れの吐き気止めも脳に直接働きかけて吐き気を感じさせなくさせる仕組みなもので、脳下垂体などでコントロールしているほかの事に影響が出て来てしまうことが在る。私の場合、プリンペランがてきめんで、だんだんそわそわしてきて、足がむずむずしてきて、その内いてもたってもいられなくなるような感じで、「脳に来たー」 と言う感じです。終われば何でも無いですし、わずか30分程度で終わってしまうので、それほど重大なものでは無いかもしれませんが、脳に直接作用している分、気持ちの良いものでは在りません。
4)  抜け毛・性欲低下
これもまったくないですねえ。抜け毛はとくにシスプラチンがすごいと言いますが、やはり早く体外に追い出すことが、近道のようです。親しくさせていただいている女性の方で、抜け毛でかなり悩まれてましたが、お茶のがぶのみ作戦でかなり緩和されています。性欲の方は特に男性に影響がでるそうですが、今の所特に減ったり、若い看護婦さんをみると吐き気がする、なんて事は全く在りません。これは少し在ったほうが良かったかも!?
特派員報告!第二弾!! 貴方は民間療法を信じるか!?
00/09/06(Wed)
下らんことを書いてはいけないと思ったのですが、抗がん剤治療も第3クルーが明日で終わるもので、退院記念にちょっと思いつきました。しかし、今私が入院している高度医療の固まりのようなガンセンターに居られる患者さんだちがどの程度民間療法をおやりなのか、どうしても興味がありました。ここは300人強入院しており、その内今日一日で30名ほどにインタビューを致しました。しかしながら人数を稼ぐために大浴場でも取材したためにちょっと男性に偏った答えになっているかもしれません。その辺はあしからず!

Q1.

貴方は何らかの民間療法を実行していますか?
はい: 32人  いいえ:4人

Q2.

それは何でしょうか? (32人の方:複数回答在り)
1.各種ビタミン      28人
2.天仙液          16人
3.アガリクス       15人 (メシマコブもいれた)
4.プロポリス       10人
5.さめ軟骨エキス     9人
6.アラビノキシラン    5人
7.日本冬中夏草      5人
8.漢方薬複合       4人 (成分不明)
以下、省略しますが、この前新聞で問題になった「飲尿」なんて方も2人いて、ちょっとびっくり!
いづれにせよ驚いたのは、皆さんいくつもやっておられる訳ですよ。
ちなみに、お値段を伺いましたところ 天仙液が1か月分85,000円、さめ軟骨エキスが48,000円、アガリクスで63,000円程度が一般的のようで、(安いのは効かないそうです)これで20万円になってしまいます。 更に玄米などの食事療法までされている方も多く、治る治らない以前にこれはお金の問題なのでは!? と強く考えさせられました。安心料と言うことなのかもしれませんが、皆さんはどうおもわれますか?ただしこれはモハヤ無視できる数字では無いような気がします。ここでこの数字なんですから。
特派員報告のつづき、めざせ戦うがん患者(http://yamai.org/hospital/MY2.htm)をuploadしました (2003/2/20)